2013年02月06日
「世界の変化の兆し」としてピックアップされる2013年1月前半の出来事
▲ NASA が公開した小惑星 DA14 の地球接近の日のシミュレーション。下に動画を載せました。
2013年がほんの少し過ぎて
昨日、 YouTube で「世界の変化の兆し」というような感じのタイトルの動画を見まして、テレビなどの報道をまとめたものですが、確かにいろいろなことが起きていたことを思い出します。
今回はその動画の内容をご紹介しようと思いますが、その前に、2日ほど前に NASA が公開した動画をご紹介します。
これは、先月書きました、
・2月15日に地球の軌道圏内に突入してくる小惑星 DA14 が重力の影響でどんどんコースが地球寄りに
2013年01月12日
という記事のその小惑星が当日に地球をかすめていく様子を NASA がシミュレートしたものです。
上の記事を書いた時点では、小惑星 DA14 の地球への接近は2月15日でしたが、下の動画では、2月18日に最接近するということになり、予測時間も多少ズレてきているようです。
最初の説明には日本語を入れました。
NASA 発表の 2013年2月18日の小惑星 DA14 の予測軌跡
なんというかこう・・・上のような構図で見ると、本当に地球の近くを通っていくのだなあと実感しますが、60メートル程度の小さな小惑星とはいえ、ここまで地球に近く小惑星が接近したことは近年ではないことだそうで、観測衛星などを含めて当日何か影響があるのかどうかを検討しているようです。
予測ではこの小惑星が地球に衝突する可能性はありません。
ただ、上の記事にも書いたのですが、 これらの軌跡の予測には「地球の重力などの影響」は考慮されていないと思われますので、多少違った動きとなる可能性もあることはあるようには思います。NASA のウェブサイトにも「小惑星の軌道の正確な特定はこれから」というようなニュアンスが記載されています。
あるいは、「仮に」ですが、仮に地球に向かうコースをとっても、この大きさだと大気中の高層圏で爆発分裂して、地上に衝突することはないように思います(影響が皆無ではないにしても)。以前にも載せましたが、過去記事から、フレッド・ホイル博士の著作にある「彗星の大きさと、それが地球に突入した際の予測」を載せておきます。
今回のは彗星ではなく小惑星ですが、大きさは表の一番上の小さなものに相当します。
リング・オブ・ファイヤーの活発化がさらに激しくなっているように見えるこの数日
ところで、今日(2月6日)、ソロモン諸島でマグニチュード8.0というかなり大規模なエネルギーの地震があったようです。
南太平洋でM8・0地震
読売新聞 2013.02.06
米地質調査所(USGS)によると、南太平洋のソロモン諸島沖で日本時間6日午前10時12分頃、マグニチュード(M)8・0の強い地震が発生した。震源地は首都ホニアラから東方に約580キロ・メートルで、震源の深さは28・7キロ・メートル。
とのことで、震源はソロモン諸島というオーストラリアの北東のほうの南太平洋上にあるあたりだったのですが、ここは実は最近ずっと大きめの群発地震が続いていました。下はその震源地の最近1週間ほどの地震の状況です。
▲ 四角が震源。今回のM8の前にマグニチュード6以上の地震が数日おきに何度も起きていました。
ちょうど、数日前に記しました、
・今年起きる「天の川銀河中心での大規模な衝突」は銀河系全体に何かをもたらすのか
2013年02月03日
という記事で、「リング・オブ・ファイヤー (環太平洋火山帯)」と呼ばれる地帯のことを書きましたけれど、今回の震源もその中に位置している場所です。
この環太平洋帯では、先日の釧路の地震も含めて、確かに規模の大きめの地震が増えているということは否めない感じがします。
その先日の「環太平洋火山帯」の地図に今回のソロモン諸島の地震を含めて、最近の1週間ほどの間に起きた「マグニチュード6以上」の地震の場所に印をつけてみました。赤い星が震源です。
マグニチュード5以上の地震も黄色の星で示しました。アメリカ地質調査所( USGS )のデータをもとにしています。
作っていた気づいたのですが、日本の周辺。
拡大しますと下の部分。
千島列島から台湾までの直線上でこの1週間に「まるで流れるようにマグニチュード5以上の地震が発生していた」ことに気づきました。
たった1週間ほどのデータで、どうだこうだと言えるものではないですが、現在の状況として、この環太平洋火山帯上で地震や火山活動が活発だということは事実のようです。
まあ、しかし、地震は誰にも何ひとつ予測できないものです。
備えあれば憂いなしという言葉もありますけれど、でもまあ・・・地震などに関しては過度に心配するのは意味がないと思われます。「常に」適度に準備しておけば、それ以上はどうにもならないことかと。
というわけで、ここから今回の本記事です。
今回の記事は、2013年1月15日までに世界で報道された様々なできごとについての動画からスクリーンショットを取ったものです。「音の出来事」に関しては動画もアップしました。
動画そのものは、
・Signs Of Change The Past Week Or So Until Jan. 15th, 2013 (英語)にあります。
それでは、ここからです。
Signs Of Change
Hawkkey Davis Channel 2013.01.15
変化の兆し
米国サウスカロライナの謎の振動と爆発音のテレビ報道(2013年1月7日)
米国カリフォルニアの謎の爆発音のロサンゼルスタイムス紙の報道(2013年1月8日)
ハンガリーで「空から恐ろしい音が聞こえた」ことに関しての報道(2013年1月11日)
米国マサチューセッツ州での謎の爆音(2013年1月5日)
モスクワで聞こえた「謎の音」(2013年1月10日)
北極での記録的な嵐と暖かさについての報道(2013年1月11日)
米国全土でのバラバラな気温状況についてのABCニュースの報道(2013年1月11日)
▲ 上の気温は華氏で、それぞれ摂氏にすると「華氏9度→マイナス12度」、「華氏31度→マイナス1度」、「華氏67度→20度」、「華氏78度→26度」。すべて小数点は四捨五入しています。つまり、国内の同じような緯度の場所で、「マイナス12度と、摂氏25度の場所が同じ日に記録された」ということになるようです。
中国各地で異常な寒波と豪雪に見舞われた報道(2013年1月9日)
フィリピンのブトゥアンでの壊滅的な洪水の報道(2013年1月11日)
米国ノースカロライナでの魚の大量死の報道(2013年1月12日)
▲ マソンボロアイランド( Masonboro Island )という場所のビーチ。
欧州各地の寒波と大雪の報道(2013年1月10日)
イスラエルを襲った嵐の報道(2013年1月10日)<
▲ このイスラエルの嵐と洪水については、「「一線」を越え始めた世界の気候 ( 2013年01月10日 )」という記事でふれています。
オーストラリアの「赤い砂嵐」(2013年1月10日)<
(訳者注) ここまでです。
まあ・・・今年、あるいは今年「から」は、確かにいろいろなことを経験していくのかもしれません。とりあえず、適度に元気で生きていって、それでも不可抗力というのか、どうにもならないこともでてくることだとは思います。
私も心配性のひとりですが、でも、心配していても仕方ないのかもしれません。
自然現象が起きる時には、人々がどういう心づもりで生きていても起きるのですから。
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